絵本「うみのハナ」原画展最終日です。
とうとう、本日で絵本「うみのハナ」原画展が最終日です。
近くの笠松小学校の
児童の皆さんに頼まれた「野菜売ってます」ポスターのドアの奥に、
絵本原画が展示されているという、山の本屋です。
ひとつの企画をする際には、いろんな思いが重なります。
すけのあずささんが、絵本「アンジュール」(BL出版)に出会った高校時代。
同じ年、私は、神戸のBL出版で編集者さんにその絵本原画を見せていただいた機会がありました。
阪神淡路大震災から、8~9年すぎた頃のことでした。
神戸の大震災で被災体験をのりこえて復興に尽力する仕事についていた
高校の同級生を訪ねました。
【こんなに学校って面白いものだ】と経験できて
進級前にクラス文集まで作ったほどの、面白いクラスの同級生だったのでした。
2021年の12月に、あずささんの公式note の
https://note.com/azusasukeno/n/n5459c74a168f?magazine_key=m75980c72f46a で
絵本「アンジュール」から、絵を描く道へ進むことになったエピソードを見つけた時、
もう以前から絵本作家への道を頑張ってきた、あずささんを知っていたことの他にも、
今回の絵本原画展をお願いするきっかけの、思い出でもありました。
その神戸の同級生に
「ひさしぶりです。元気?もう随分前やけど、
そちらへ行った際にみた絵本の不思議なつながりで、こんなことするんやで。
―――絵本って、面白いとおもわへん?」
と、メールでもしようかと思いながら、
春がすぎ、
夏がきて、
この原画展を開催する準備が整いだした頃には、
もう『ハナフリ』で出会うしかない存在になっていることを知りました。
絵本「うみのハナ」には、深い描写があります。
おばあちゃんが空もようを眺めて、孫のふうちゃんにハナフリみにいこかと言います。
その土地に住んでいると、温度、空、雲の流れの様子などに、
【ハナフリ】をみることができるお彼岸なのか、わかるのかも知れません・・・。
絵本「うみのハナ」帯・紹介より
「だいじなひとがハナになってあいにくる。そんなんいうひともおるわ」
彼岸の中日に夕日から花が降るように見える「ハナフリ」とは―。 |
本日最終日、よろしければ~。