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マミコゴト

店長ブログ

日常

『SHEEPSHEEP BOOKS』

~さきゅうまちへ行きたい。

本屋巡りにも、行きたい。

そして、ВOOKЕΧРO2024。

 

 

兵庫県朝来市

『本は人生のおやつです!!』を出発した午後、

5人で鳥取市の定有堂ビルを目指しました。

 

そこの1階には昨年春まで

『定有堂書店』さんが営んでおられました。

 

そこの2階には、今、本屋

『SHEEPSHEEP BOOKS』があります。

 

19年前のことです。

今井書店・米子『本の学校』へ

向かう途中、初めての鳥取は、

砂丘にも行くことなく、定有堂書店さんへ立ち寄り

店主さんにご挨拶しました。

 

今回は、

『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』(作品社/刊2024年3月発行)

の著者、奈良敏行さんにご挨拶して、

ご本にサインしてもらう約束を果たすのと、

『SHEEPSHEEP BOOKS』に興味をもちお訪ねしました。

 

予定より早めに到着できたので、

ビルの横にあるドアから2階へ階段を上がります。

はい、『SHEEPSHEEP BOOKS』へ到着!

わぁ……。まず、店主さんにご挨拶して店内を見渡すと、

古書と新刊書がわかるように手をかけたスリップが

はさまれている……。

 

あ、レコード?学生さんが手をさしのべてみている。

 

レジのすぐ近くには、

0円のスリップが挟まれた中・高校生に読んでほしい本を

大人が選びプレゼントするコーナーが、目に入る。

『ペイフォワード文庫』?

 

お聞きすると、

静岡県掛川市の『走る本屋さん高久書店』さんが始めたものでして…と

丁寧に教えてくれる。

前から気になっていた本屋さんの名前を、鳥取のここで聞くなんて……。

 

そうこうしていると、

店の入り口には奈良さんの姿。本おやさんと歓談中~。

あれ?

その後ろのシェア棚らしき本棚スペースの上部には、

[定有堂]の文字。

そのスペースに、本が並んでいるじゃないですか…。

 

な、奈良さん…。 声をかけると

「僕がコーナーを作って売っていたものが、ここに並んでいます」--!

 

定有堂書店から、定有堂に。

 

言葉にならない感慨深さを

定有堂書店を知らない方に

うまく伝えられないかも知れませんが……

ただ、ただ、奈良さんに 頭を下げたのでした。

 

さて、

有名な定有堂書店閉店のあと、

この春に2階で開業された

鳥取市が地元で奈良さんを師と仰ぐ、

『SHEEPSHEEP BOOKS』の髙木さんに

「使命感でこの本屋を?」と質問しました。

すると、

「…たまたまのタイミングで、本屋を開くことになったんです」と、

さわやかにおっしゃいました。

 

夕刻の店内、

次々と来店する若い人達。

玉ねぎなど食材の買い物帰りであろう袋をもったまま、

文庫本を1冊購入して帰られた学生さんも、いました。

この本屋さんが、

鳥取の日常に溶け込まれて、ひと箱棚に存在する

[定有堂]を自然な形で受け入れ営んでおられることに、

とても嬉しくなりました。

 

奈良さんの口から、

[定有堂]の名前を残したいと

縁もゆかりもない方からの申し出があり、

ビルを求められたという経緯をお聞きしました。

 

ご本のサインは、

[待ち合わせは 定有堂で]

 

翌日は、

限られた時間での えほん旅 と ВOOKЕΧРO2024!!

 

長い文章ですみませーん。

 

>>>>>つづく

 

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