私設図書館「かんりん文庫」
こんにちは~。
先週より、久しぶりに
本屋めぐりと図書館めぐりをしています。
水曜定休の昨日は、
先日のシンポジウムで登壇されていた、
潮岬公民館で活動する
私設図書館「かんりん文庫」さんを訪問。
水曜と土曜:2日間のみ開館で、5年目に入ったそうです。
主宰されている梅崎さんは
県外で就いた学校司書の経験を生かして、
図書室のない学校、書店にも町立図書館にも遠い地域での
読書推進として、著者イベント等も企画。
当店もお世話になった
絵本作家さいとうしのぶさんもお招きしています。
入り口はいってすぐ左壁に
子ども達が手にとりやすい高さに、
楽しい絵本が沢山つまったコーナー。
マットもひいて幼い子ども連れさんへの配慮もされています。
右壁の奥の、郷土本コーナー。
『熊野の廃校』(中島敦司、湯崎真梨子/著 南方新社:刊)に、
思わず目が留まり手を伸ばしました。
部屋のまん中には
来館者がくつろげるテーブルとソファ。
大人向けの単行本なども随所の分類棚に置かれています。
隣の会議室には
和歌山県立図書館の団体貸出本が、テーマごとに並びます。
開館日の朝、毎回、いちから
準備されるのをお聞きして、頭がさがります。
本を置くだけではなく、
毎月の文庫広報誌は、隣の地区の回覧板用にと
要望もうけて発行が増え続けているということです。(自己負担)
かつての司書仲間の皆さんとの
繋がりも大切にしながら、
地元の同世代スタッフと同地で経験を積み重ねておられます。
「ただ、みな70代スタッフですから、今後の運営がね…」と、小さい声に。
けれども
先日、県外から訪ねてきた元勤務先の卒業生がいたそうです。
在学中にたのしく700冊読破したのは
図書館で本をすすめてくれた司書の梅崎さんがいたからだと、お手紙も。
そして、
シンポジウム後に、県内の学校司書さんから お便りが届いてね…と。
そんなお話しをお聞きする合間に、
来館者が返却にやってきて、にこやかに声かけして
本の話しに応対されていた。
お祖父様がかつて書店を営んでいたので、
本のある空間、環境への思いをお持ちの方だった…。
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