『ガオ』田島征三/作 福音館書店/刊
12月1日に
有田川町ALECで開催の田島征三さん講演会へ行ってきました。
絵本作家・美術家の田島征三さん。
講演会場へは、
瀬戸内国際芸術祭会場の創作現場からフェリーで岡山へ。
そこから電車で大阪へきて、
特急くろしおで有田川町までお越しになられたというのだから…、
超多忙なスゴイ方です。
この日、早めについていたので
運よく玄関入口で田島さんに遭遇し、
故おおたかしずるさんに日高川町のかわべ天文公園にて
お世話になったことをお伝えするための資料と
メッセージをいれた封筒をお渡しすることが、できました。
さて、田島さんについて
野菜と話しができるようになるまで野菜を描かないとか、
木の実の声を聞きながら創作するというエピソードなど
読んだり、聞いたりしたことがあったため、
講演会が始まる前に
サインして頂くための木の実で制作した絵本と図録を、会場で購入しました。
ラッキーなことに
講演会の中で、絵本『ガオ』創作についてのお話しも含まれました。
新潟県で閉校した小学校を
『鉢&絵本と木の実の美術館』として手がけている方です。
「 木の実はね、落ちているものを拾って使うのでね、
1年では足りなくなって、次の年まで待つことになって……
すると、絵本の編集者さんが、
来年までに続きの物語を考えておいてください、
というもんだから、いや・・、
木の実の声を聞かないと 続きは出来ないな・・と言って、
結局3年.かかったんです…。
その後、
「これは、子ども達に生きる力をかきたてる絵本です」
って、言われてね…。
[わかる]ということと
[感じる]ということは違うんですね。
[感じる]ことが伝わる表現、これをしていきたいんです。」
そうおっしゃられました。
サイン会では、
まるでペンの声に導かれた一本の線が、
山犬の絵になっていきました…。
この絵本は、
子ども達に向き合っているあの人に、ご紹介したいな。
『ガオ』田島征三/作 福音館書店/刊
出版社公式HPより-----
ある日、
山犬は大声でほえたくなった。ガオ!
ほえたら体中の元気が全部外に飛び出してしまった。
ぼろぼろになった体は6匹の蛇になり、
飛び出した元気は恐ろしい鳥になった。
鳥は蛇を追いかけて、食べていった。
最後の一匹はほえた。ガオ!
でも小さなカエルになってしまった。
負けてたまるかとカエルは鳥に体当たりすると、
鳥はバラバラになり、
なんとかわいいカエルになった。
2匹のカエルは抱き合って、抱き合って…
1匹の山犬になってしまった。
摩訶不思議な物語。
読んであげるなら 3才から
自分で読むなら 小学低学年から
-----出版社公式HPより
読み聞かせ:約3分半くらい
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